Star Tales星の物語
2025年、阿智村で開催された
「誰でも書けるショートショート講座」。
そこで生まれた23の物語を、
毎月2~3 作品ずつ、少しずつ公開していきます。
読むたびに、ちょっと不思議で、
ちょっとやさしい気持ちになれる。
そんなお話たちです。
「誰でも書けるショートショート講座」。
そこで生まれた23の物語を、
毎月2~3 作品ずつ、少しずつ公開していきます。
読むたびに、ちょっと不思議で、
ちょっとやさしい気持ちになれる。
そんなお話たちです。
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ペンネーム:ヨーコ・Mおいしい流れ星
空のかなたに古い流れ星工場があるのを知っている人は少ない。工場主は流れ星をつくっている。星型の、ハート型の、ダンゴ型の、猫型の、さまざまな形の流れ星を。そして悲しみにくれている人に届けているのだ。流れ星は宇宙を流れながらこんがりと焼かれてゆく。ちょうどよく焼かれたころ、宇宙は甘いにおいに満たされる。 ところが、工場主はすっかり老いて、製造機械もすっかり老朽化している。もう何億年たったのだろう。このごろは放出する方向にも、届けたい人への距離の計測にもわずかな誤差が生じはじめている。したがってたくさんの流れ星は灰となって消えてゆき、時々地球にぶつかって人をおどろかせたりする。 さて、首尾よくこんがりと美しくできあがった流れ星は、深夜さびしくて眠れない人の窓辺にそっと届く。 運のいい夜には、甘くおいしい香りもともに……
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ペンネーム:とうがねイチゴ地球防衛軍のはなし
みなさんは「イチゴ地球防衛軍」を知っていますか?世界中のイチゴ好きな人が結集したエイリアンと戦う戦士のことです。 イチゴでできた宇宙船に乗り、イチゴの望遠鏡で日夜エイリアンを探しています。 彼らには得意の作戦があります。 ホイップクリームのブラックホールにパウンドケーキ星が吸い込まれる瞬間をねらって、イチゴ弾をそこへ向けて発射すると、ブラックホールから沢山のショートケーキが飛び出てくるのです。そのショートケーキを食べに集まってくるエイリアンを激退するのです。 しかし、困ったことに隊員は、ブラックホールから出てきたショートケーキを食べすぎて全員太っているのです。 イチゴ狩りでイチゴのバッジを付けた、健康診断が大嫌いな太った人を見つけたら、おそらくイチゴ地球防衛軍の隊員なので、ねぎらいの声をかけてあげてくださいね!
